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2017 / 08 / 07

FREE Bionicsの巫 震華(ウ ジェンファー) 創業者兼代表を「業界注目人物」王 麗娟編集長がインタビュー

フリーバイオニクスの巫震華創業者兼代表が「業界注目人物」の王麗娟編集長のインタビューを受け、歩行支援ロボットによって怪我を負った多くの人々を立ち上がらせ、社会復帰を支えたいという願いを語る。

祖母には使ってもらえなかった より多くの人々の再起を支えたい

 

 

2012年、政府に対して国家の技術力による再起への支援を求めて、身体障害者グループによる自転車での台湾一周の旅が行われた。経済部技術処はこのミッションを工業技術研究院機械・研究所に託すこととなった。巫震華はこの「下半身まひによって歩行が困難な人々を再び立ち上がらせ、社会への復帰を支援する」というミッションを引き受けたとき、非常に大きな意義を感じていたものの、チームが2016年のR&D100アワードを受賞し、さらにそれが本年(2017年)のフリーバイオニクスの設立につながるとは予想だにしていなかった。

フリーバイオニクスの創業者であり代表でもある巫震華は、工業技術研究院機械研究所に長年在籍し、同僚たちからは「華仔」と呼ばれていた。清華大学の動力機械工学科を卒業した彼は、チームとともにロボット開発に長年携わり、そこで開発されたセキュリティロボット技術は台湾の2大セキュリティ会社で活用されている。続いて開発されたコンパニオン型ロボット技術もまたコンパル・コミュニケーションズで活用されている。

2012年、経済部技術処から歩行支援ロボット開発プログラムを託されたとき、巫震華とチームはまさに無人輸送車の開発を行っている最中であった。この突然飛び込んできた新たなミッションに対して、巫震華はチームを2つに分け、チームの半数でこのミッションに取り組むことにした。

このプログラムの開発成果は、メディアによって大々的に報道され、大きな反響を引き起こした。巫震華は「いつ買えるようになるのか」という多くの問い合わせの電話を自らも受け、その1件1件の問い合わせの背後には、それぞれの深い事情があることを知り、より一層彼に与えられた使命の大きさを感じることとなった。巫震華は、彼とチームが開発した歩行支援ロボットを使用することなく亡くなってしまった彼の祖母のことを非常に残念に思っていると、涙があふれるのを堪えられない様子で話していた。

  彼らの技術力と新製品の開発に対する熱い思いにより、巫震華のチームは本年(2017年)初めにウィストロンからの投資を獲得し、フリーバイオニクスが正式に設立される運びとなった。8月初旬、フリーバイオニクスは日本最大の医療機器販売代理店・USCIジャパンと契約を結び、その製品を日本の主な病院10施設へ導入することとなった。巫震華は、「フリーバイオニクスでは、2019年までに全世界の下半身まひ専門の歩行支援ロボットのトップブランドとなることを目標としています。」と語っている。

フリーバイオニクスの歩行支援ロボット 国際市場へ参入
http://www.wa-people.com/post.aspx?seq=2153

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